欧州中銀、緩和余地狭める 「出口戦略」一歩前進

 【フランクフルト=共同】欧州中央銀行(ECB)は8日、ユーロ圏19カ国の金融政策を話し合う理事会をドイツ・フランクフルトで開き、現行の金融政策の維持を決めた。一方で政策の先行きを示す指針を見直し、金融緩和の実施余地を狭めた。1月からの緩和縮小に続き、政策の正常化へ向けた「出口戦略」を一歩進めた。

 物価の上昇基調は依然弱いが、域内の堅調な景気を反映した。指針はこれまで、国債などを購入して市中に資金を供給する量的緩和について「規模、期間の両方またはいずれかを拡大する用意がある」としていたが、この部分を削除した。

 物価動向に応じ、量的緩和の9月末の期限を延長する方針は引き続き示した。ECBは1月、量的緩和の資産購入額を月300億ユーロ(約3兆9千億円)に半減させた。