電機大手ベア1500円軸に調整

 日立製作所やパナソニックなど電機大手の労使が平成30年春闘で賃金水準を引き上げるベースアップ(ベア)について、月額1500円を軸に調整に入ったことが8日、分かった。労働組合が要求した3千円の半分だが、実現すれば5年連続のベアとなり、前年水準の千円を上回る。14日の集中回答日に向け、詰めの調整を続ける。

 経営側は過去4年のベアで月額賃金が計7500円上昇して重荷になっており、当初は昨年並みのベアにも慎重だった。しかし、好業績の企業が多い中、競争力向上に向けて人材への投資が必要との意見が強まった。

 労組側は一段の上積みを探るが、業績がふるわない企業からは「1500円も厳しい」(電機大手幹部)との声も聞かれ、妥結額がどの程度の水準になるかはなお流動的な情勢だ。