サイエスト、中堅・中小企業を支援 海外進出のコンサル事業本格化 (1/2ページ)

サイエストの海外ビジネス経験者(中)。蓄積したノウハウを活用して、海外進出コンサルティングを本格化させる
サイエストの海外ビジネス経験者(中)。蓄積したノウハウを活用して、海外進出コンサルティングを本格化させる【拡大】

 海外赴任経験のある定年退職者らを、海外進出のための専門家として中堅・中小企業に派遣しているサイエストは、コンサルティング事業に本格的に乗り出す。昨年から地方企業の海外進出を支援してノウハウを蓄積したため、進出国選定から現地法人設立、手続きなどをワンストップでサポートする。1年後には人材派遣事業の売上高10億円に対してコンサル事業を5億円前後にまで伸ばす見通しで、第2の事業の柱に成長させる。

 同社は、昨年1月から地銀と提携して地方企業の海外進出を後押ししてきた。これまで6社の支援実績がある。

 とくに目立つのが北海道の飲食業で、東京への出店を経ずにシンガポールや香港などへ出店している。北海道はインバウンド(訪日外国人客)に人気が高く、会員制交流サイト(SNS)などで紹介される頻度も多いことから、旅行者の間でよく知られた店舗なども多い。このためカフェやラーメン店などは市場が伸び悩んでいる国内ではなく、今後の成長が期待できるアジアへの進出意欲が高い。

 福岡の企業も地理的な関係から韓国や香港などへ進出するケースが多い。

 一方で、海外進出には独自の情報収集能力や人脈が求められるほか、現地の法規制への対応など、さまざまな知識や経験が必要になってくる。こうしたスキルを持つ人材は全国的に不足しており、とくに地方企業は意欲はあるものの、どうしていいのか分からないというのが現状だ。同社では海外経験豊富な役員、コンサルタントが所属していることを強みに組織的にサポートする。

企業への出資にも意欲