【テクノNavi】鹿島、軽量な背負い式開発 コンクリート締め固め作業効率化

鹿島が開発したウエアラブルバイブレーターは、軽量化により作業性が向上した
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 鹿島は、コンクリート工事の際の締め固め作業に使用する背負い式のバイブレーター「ウエアラブルバイブレーター」を開発した。一般的な締め固め作業と比べて、装置の軽量化や人員削減を実現した。

 これまで締め固め作業は、バイブレーター装置を背負う作業員と、装置とエンジンなどの駆動源を接続する太いコードを取り回す補助作業員を含めた2人が必要だった。海外では、小型エンジンとバイブレーターを一体化した装置が実用化されているが、非常に重く、排気や騒音などの問題があった。そこで鹿島は、バッテリーを駆動源として日本人の体格にも合った背負い式の開発に踏み切った。

 高性能のリチウムイオン電池をバッテリーに採用するなどして、装置全体の重量を10キログラム以下とし、女性でも作業が可能な重さにした。また、人間工学の観点から、バッテリーを装置本体の上部に配置することで長時間使用しても軽く感じて疲れにくい設計にした。

 1台のバッテリーで約70分間作業できるが、予備バッテリーと急速充電器を併用すれば長時間の作業が可能だという。電源装置などとの接続コードが無くなるため、補助作業員が不要となる。

 鹿島は今後、ウエアラブルバイブレーターの工事への活用を通じて、バッテリー性能の向上やさらなる軽量化などの改良を目指す。