都心オフィス空室率2カ月連続改善

 オフィス仲介大手の三鬼商事が8日発表した2月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス平均空室率は前月比0.04ポイント低下の3.03%で、2カ月連続で改善した。

 三鬼商事の担当者は「大型解約の動きもあったが、港区や千代田区の既存ビルで成約が進んだことが寄与した」と話している。

 3.3平方メートル当たりの平均賃料は0.84%上昇の1万9500円で、50カ月連続で前月を上回った。

 大阪地区の空室率は0.15ポイント低下の3.44%、名古屋地区は0.20ポイント低下の3.98%だった。