【高論卓説】優秀な外国人を誘致、日本を多様性に富む国家に 文化や習慣持ち込み新しい価値創造 (1/3ページ)

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 訪日外国人観光客3000万人時代だ。日本中の街角で外国人旅行者の姿を見かける。観光客以外にも建設現場やコンビニエンスストア、あるいは居酒屋で働く外国人の姿も目立つ。国内の労働力不足を補うには彼らの存在に負うところが多く、今やコンビニや居酒屋ばかりでなく、農業、漁業から介護や町工場まで外国人労働者の存在なしには経営が成り立たない。

 海外からの学生たちも欠かせない労働力だ。現在50万人以上の留学生と技能実習生が国内に滞在している。留学生の中にはアルバイトをしている学生も多い。現実にはおよそ40万人以上の留学生・実習生がこの国で働いていることになる。

 深刻な労働力不足の今、彼らの存在は貴重だ。が、彼らの労働力は低賃金で単純労働の分野に集中している。このままでいいのか。

 留学生や実習生は短期労働者であり、いずれ帰国する。彼らが帰国すれば、その後の日本には何も残らない。彼らが苦労して学んだ知識も取得した技術もだ。

 また、外国人の低賃金層だけが増え、社会から疎外されたり孤立したりすれば、やがて悪の温床になることもある。

 今や国内で自然人口増は望めず、外部からの労働力に頼らざるを得ないが単純労働者ばかりでなく、中長期で国に貢献してくれる知識や技能を持った外国人も受け入れる施策を構築する必要がある。

日本に定住し、社会と国と地域に貢献し…