トヨタ、「つながる車」1万台供給 米レンタカー大手向け

トヨタが進めるコネクテッドカーの内部(ブルームバーグ)
トヨタが進めるコネクテッドカーの内部(ブルームバーグ)【拡大】

 トヨタ自動車は、米レンタカー大手のエイビス・バジェット・グループに、通信機能を備えた「コネクテッドカー(つながる車)」を1万台供給することで合意した。つながる車の利用者に、エイビスが開発したスマートフォン用アプリを活用した利便性の高いサービスを提供する計画だ。

 トヨタのIT(情報技術)事業子会社と米マイクロソフトなどの合弁会社「トヨタコネクティッド・ノースアメリカ」(テキサス州)が12日発表した。

 トヨタは、車載通信機器に蓄積されたデータを収集・分析して新たなサービスを開発するなど商機拡大を目指しており、今回のエイビスとの提携もその一環だ。

 エイビスは今後、スマホ用アプリを利用してレンタカー車両の貸し出し時間や返却時間を短縮するなどして、利用者の満足度を高める。例えば、トヨタ車を借りた利用者が走行状況や燃料の使用状況などをスマホで把握できるようにするほか、レンタカー車両の場所も効率よく探し出せるようにするという。

 トヨタは、つながる車を活用したサービスを収益事業の柱に育てる方針だ。

 既に米国でつながる車の技術などを生かしたカーシェアリング事業に取り組むほか、国内ではタクシー業界と連携して人工知能(AI)を活用した配車支援システムの試験などに乗り出している。