【フロントランナー 地域金融】秋田銀行能代支店・岩谷優里さん(2)


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 ■資産運用のハードル低くする提案

 秋田銀行能代支店の岩谷優里さんは、資産運用のハードルを低くするため、同行の投信・定期パックプラン「夢ポケット」の提案にも注力している。この商品は定期預金と投資信託を同時に申し込み、申込総額に占める投資信託の割合が50%以上かつ合計金額10万円以上の場合、定期預金の金利を初回満期日まで上乗せする。「定期預金でしっかり資産を守りながら、少しずつ運用を始めてみましょう」と提案している。

 一方、「運用に興味はあるが、面倒・難しそうで踏み出せない」という顧客には、積立投資による運用をアドバイス。毎月同じ金額で買い続ければ時間分散ができること、積立預金をしている人であればその一部を投資信託にするだけでも運用効果が期待できることを説明し、ニーズを喚起している。

 運用初心者は商品選定に迷うケースも多い。そうした顧客にはまず長期運用と分散投資が基本であることを説明し、運用のコアとなるファンドを持つようアドバイスする。「リスク許容度を確認しながら、安定した運用の見込めるファンドでコアを作り、そのうえでサテライトとして利益重視のファンドやテーマ型ファンドなどの興味のあるファンドを持っていただくことで、無理のない運用ができるよう提案しています」と、岩谷さんは話す。

 商品説明時には、専門用語を使わないこと、パンフレットの図表を見せながら視覚的に仕組みを理解してもらうことを重視。市場動向については、新聞や投資・金融情報サイトを毎日確認し、常に最新の情報を提供できるようにしている。「今朝こんな記事がありましたが、ごらんになりましたか」といった会話から説明を進めていくことも多いという。

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 (編集協力)近代セールス kindai-sales.co.jp