VW、中韓と2.6兆円契約 EVバッテリー調達 対テスラ攻勢 (2/2ページ)

 ただバッテリー購入契約を交わしたとはいえ、電源システムの供給問題解消には程遠い状態だ。最新のバッテリーの主要部分に不可欠なコバルト調達に苦心するVWは、EVに必要なコバルトの使用量を抑える取り組みを進めているという。

 ウィッター最高財務責任者(CFO)はブルームバーグ・テレビで「VWは生産に十分な量のコバルトを確保してはいるものの、コバルトの入手が自動車業界全体の長期的課題であることに変わりない」と述べた。

 VWはEVの生産台数を増やし、環境規制の強化による罰金を回避しようと取り組む中でも、支出抑制に努めている。17年の開発費は3.9%減の131億ユーロ、売上高研究開発費率は6.7%相当だった。VWは20年までにこの割合を6%まで下げる目標を改めて表明している。

 技術シフトを達成するにはVWの現在の製品ラインアップからの収益性維持に重点を置く必要がある。VWは今年の売上高営業利益率を6.5~7.5%と予測している。17年は7.4%だった。(ブルームバーグ Chris Reiter、Christoph Rauwald)