日産、22年度までに電動車を世界販売100万台へ EV8車種投入

日産自動車のショールームに並ぶ電気自動車「リーフ」(ブルームバーグ)
日産自動車のショールームに並ぶ電気自動車「リーフ」(ブルームバーグ)【拡大】

 日産自動車は23日、2022年度までに電気自動車(EV)などの電動車を世界で年間100万台販売する目標を発表した。同年度までに軽自動車やスポーツ用多目的車(SUV)を含む8車種のEVを新たに投入する。また、同社の自動運転技術「プロパイロット」搭載車両を現在の5車種から20車種程度に拡大し、20カ国・地域に展開する計画だ。

 電動車に関しては、EVと、エンジンで発電してモーターを動かして走る同社独自の「eパワー」搭載車を想定した。現在は合わせて年間約16万台を販売しているが、これを6倍超に引き上げる。100万台目標の内訳は明らかにしなかったが、eパワー搭載車が過半を占める見通しだ。

 新規投入する8車種はEV専用車が中心となるが、中国で発売する「ヴェヌーシア」ブランドの2車種は、既存車種のEVモデルとなる。

 日産のフィリップ・クラン商品企画最高責任者(CPLO)は「『リーフ』の成功を基盤に、EV分野でのリーダーシップを維持する」と強調。また、米配車大手ウーバー・テクノロジーズの自動運転車が公道での試験走行で起こした死亡事故に関連して、「当社の実験は、不測の事態にも運転手が瞬時に対応できるようにしている」と話した。

 自動車大手では、トヨタ自動車もハイブリッド車(HV)などの電動車を30年に550万台以上販売する計画を打ち出している。これに対し、日産は近い将来の目標を定めることで、電動化を早期に進める構えだ。(高橋寛次)