トヨタ、次期「86」21年投入 スバルと共同開発、群馬で生産

トヨタ自動車の小型スポーツカー「86(ハチロク)」の現行型
トヨタ自動車の小型スポーツカー「86(ハチロク)」の現行型【拡大】

 トヨタ自動車が、小型スポーツカー「86(ハチロク)」の次期モデルの開発に乗り出したことが2日、分かった。SUBARU(スバル)と共同で開発し、同社の群馬製作所(群馬県太田市)で生産する。2021年をめどに発売する予定だ。

 現行型は手頃な価格で本格的な走りを楽しめることから愛好者も多い。走行性能などを高めた次期モデルを投入し、新規客の獲得や企業イメージ向上につなげる。

 エンジンの排気量は現行型よりも400cc大きい2400ccにする方向だ。低重心でカーブを安定して曲がれるなど、運転が楽しい車として訴求する。

 スバルブランドの兄弟車は「BRZ」として販売する。自動ブレーキなどの安全装備を充実させ、スバル独自の「アイサイト」を採用する可能性もある。

 トヨタとスバルは現行型の企画や設計でも手を組み、12年に売り出した。ハチロクは1980年代に名車として人気を集めたトヨタの「カローラレビン」や「スプリンタートレノ」の愛称。顧客に親しまれることを願い、時代を超えて復活させた経緯がある。

 ハチロクの17年の販売台数は約7200台にとどまり、トヨタ車としては年10万台を超える主力の「プリウス」や「C-HR」に比べると少ない。ただ、オーナーがインターネットの掲示板で情報交換し、週末に集まって峠のドライブを楽しむなど根強い人気がある。