電機大手が新卒採用拡大 IT人材争奪戦が激化      (1/2ページ)


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 日立製作所など電機大手の平成31年春(31年度)入社の新卒採用計画が5日、出そろった。ソニーは30年度比33%増、東芝は2倍以上の予定。好業績を追い風に、成長戦略の柱となるモノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)などの開発を担うIT人材の囲い込みを図る。だが、争奪戦は業種を超えて激しさを増しており、人材確保のハードルは高まっている。

 採用人数が最も多い三菱電機は50人増の1190人(30年10月入社も含む)で、6割が理系。ソニーは100人増の400人で8割が理系だ。日立は新卒採用は横ばいだが、理系を中心に即戦力の経験者採用を増やす。30年度中に3千人の人員削減を計画するNECは新卒採用を減らすが、「IT人材の採用は落とさない」考えだ。

 各社が理系の採用に意欲的なのは、IoTやAIを使った付加価値の高い製品やサービスが今後の成長を大きく左右するため、担い手のIT人材が必要だからだ。経済産業省は国内のIT人材が27年に約17万人不足しており、42年には不足規模が約59万人に拡大すると試算する。

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