コインチェックは、マネックス傘下に入ることで顧客保護やリスク管理を強化し、信用回復を目指す。
コインチェックをめぐっては1月下旬、不正アクセスにより顧客から預かっていた約580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出。金融庁から2度にわたって業務改善命令を受け、経営体制の抜本的な見直しを求められていた。
■コインチェックをめぐる動き
1月26日 コインチェックが不正アクセスを受け、約580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出
29日 金融庁がコインチェックに1度目の業務改善命令
31日 コインチェックがシステムの通信記録を警視庁に提供。捜査が本格化
2月 2日 金融庁がコインチェックに立ち入り検査
13日 コインチェックが再発防止策を報告。日本円の出金を再開
3月 8日 金融庁が2度目の業務改善命令
12日 コインチェックがNEMを保有していた顧客約26万人に約466億円を補償開始
4月 3日 マネックスグループによる買収案が判明
6日 マネックスグループが買収発表へ