マネックスがコインチェック買収発表 仮想通貨事業に本格参入 勝屋氏が経営主導 (2/2ページ)

コインチェックの入ったビル=東京都渋谷区(春名中撮影)
コインチェックの入ったビル=東京都渋谷区(春名中撮影)【拡大】

  • 勝屋敏彦最高執行責任者

 コインチェックは、マネックス傘下に入ることで顧客保護やリスク管理を強化し、信用回復を目指す。

 コインチェックをめぐっては1月下旬、不正アクセスにより顧客から預かっていた約580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出。金融庁から2度にわたって業務改善命令を受け、経営体制の抜本的な見直しを求められていた。

 ■コインチェックをめぐる動き

 1月26日 コインチェックが不正アクセスを受け、約580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出

   29日 金融庁がコインチェックに1度目の業務改善命令

   31日 コインチェックがシステムの通信記録を警視庁に提供。捜査が本格化

 2月 2日 金融庁がコインチェックに立ち入り検査

   13日 コインチェックが再発防止策を報告。日本円の出金を再開

 3月 8日 金融庁が2度目の業務改善命令

   12日 コインチェックがNEMを保有していた顧客約26万人に約466億円を補償開始

 4月 3日 マネックスグループによる買収案が判明

    6日 マネックスグループが買収発表へ