ソフトバンク、駐車場シェアリング参入 スマホアプリで予約・決済

ソフトバンクが今夏から始める駐車場シェアリング事業のイメージ(同社提供)
ソフトバンクが今夏から始める駐車場シェアリング事業のイメージ(同社提供)【拡大】

 ソフトバンクは5日、駐車場シェアリング事業に参入すると発表した。企業や自治体などが所有する遊休地を駐車場として登録し、ドライバーがスマートフォンのアプリから希望の駐車場を選んで決済まで行える仕組みにする。今夏に大都市や観光地を中心にサービスを始める。

 利用料金は時間や場所によって所有者が決められるようにするが、同社担当者は「競争力のある価格にする」として既存のコインパーキングよりも低価格帯を目指す考えを示した。

 同社は各所有者にカメラセンサーや管理システムを提供し、所有者は同社に一定の料金を支払う仕組み。同日から、遊休地や空き駐車場を持つ企業などに対し、登録の募集を始めた。

 ドライバーはアプリを通じて駐車場を探したり、満車や空車状況を確認できるようにする。アプリから予約や決済も可能にすることで、現地での支払いが必要な既存のコインパーキングとの差別化を図る。