マネックス再成長の突破口に コインチェック買収を正式発表

コインチェックの買収について記者会見する、マネックスグループの松本大社長(左)とコインチェックの和田晃一良社長=6日、東京都港区
コインチェックの買収について記者会見する、マネックスグループの松本大社長(左)とコインチェックの和田晃一良社長=6日、東京都港区【拡大】

 ■36億円で全株取得

 仮想通貨業界の再編が動きだした。インターネット証券大手マネックスグループは6日、巨額の仮想通貨流出を起こした交換業者大手コインチェック(東京)を買収すると正式発表した。16日付で、全株式を36億円で取得して完全子会社化する。

 マネックスは、仮想通貨事業が今後の成長戦略の中で大きな役割を担うとしてコインチェック買収に踏み切った。経営陣を刷新し、ネット証券で得た経験やノウハウを生かして経営再建を進める。

 同日記者会見した松本大社長最高経営責任者(CEO)は「2カ月程度を目標に、コインチェックのサービス全面再開と仮想通貨交換業者としての登録を目指す」と表明。将来的にコインチェックの新規株式公開(IPO)にも意欲を示した。買収後もコインチェックの社名は現在のまま残すとした。

 コインチェックは16日に臨時株主総会を開き、新体制に移る。マネックスはコインチェックの社長として勝屋敏彦常務執行役を派遣するとともに、松本社長や複数の幹部が取締役や執行役員に就く。コインチェック創業者の和田晃一良社長や大塚雄介取締役は巨額流出の責任を取って取締役を退く一方、執行役員として残留する。