過去10年間の企業転入超過数、埼玉県が全国トップ861社

 平成20~29年までの10年間の都道府県をまたぐ企業の本店移転で、転入から転出を差し引いた転入超過数は埼玉県が861社で全国トップだったことが帝国データバンク大宮支店の調査で分かった。埼玉県への転入企業数は2360社で転出企業数は1499社だった。都道府県別の転入超過数のランキングは2位が神奈川県、3位が千葉県、最下位が転出が多い東京都だった。(黄金崎元)

 調査は本店所在地の移転(転入・転出)状況を同社のデータベースから抽出して分析した。

 埼玉県へ転入した企業の転入元は東京都(1992社)がトップで千葉県(85社)、神奈川県(65社)と続いた。転出先も東京都(1084社)がトップで、次いで千葉県(114社)、神奈川県(57社)だった。

 業種別にみると、転入企業は卸売業が605社、サービス業が545社、製造業が491社の順。転出企業はサービス業の337社がトップで、次いで卸売業が288社、製造業が279社だった。

 埼玉県の転入超過数が全国トップレベルにあることについて、同支店は、新幹線が北海道や北陸まで延伸した▽高速道路の整備▽東京に近い割に土地が比較的安価-を挙げている。ただ、ここ数年は転入超過数が減少傾向にあり、同支店は「伸ばすには東京都との関係で誘致政策をいかに進めるかがポイントになる」と指摘している。