【フロントランナー 地域金融】愛知銀行中村支店の河合一儀支店長(4)

愛知銀行中村支店の河合一儀支店長
愛知銀行中村支店の河合一儀支店長【拡大】

 ■若手を実践的に指導、褒めて伸ばす

 愛知銀行中村支店の河合一儀支店長は、渉外係とのミーティングを毎朝実施し当日の目標と前日の結果を発表させる。これによって担当者は目標意識を持って日々の活動に取り組むようになるという。

 さらに、渉外担当者に対しては支店長・副長との同行訪問を月に4回実施するようルール化した。「上席者が忙しそうにしているとなかなか頼み事をしにくいという若手もいますし、一人で外回りをしていると、ついついマナーや敬語の使い方がおろそかになってしまう」(河合支店長)との考えだ。あらかじめ実施回数を定めることで、担当者は上席者に同行してほしい取引先や案件について入念に準備を進めることができる。

 一方、4人の預かり資産担当者に対するマネジメントでは、顧客の視点に立った提案・説明ができるよう、実践的な指導を心がけているという。

 例えば、担当者が自分の資産運用を検討する際には、インターネットなどで手続きを済ませるのではなく、実際に他行庫や証券会社などの実店舗に足を運び、資産運用相談を経験してみるよう勧める。他の金融機関の資産運用相談を経験した担当者には、訪問した店舗や応対者に対する感想、実践してみたいと思った提案・説明トークなどについてアンケートを実施。それを役席者で回覧することで支店の取り組みの参考にしている。

 若手の預かり資産担当者には朝礼の機会を利用してロープレも実施している。

 また、支店メンバーのモチベーションアップに向けては「やりがい」や「達成感」の醸成を重視する。足の不自由な高齢者が来店した際に担当者が率先してロビーに出て手を貸したこと、窓口担当者が渉外係からのトスアップを成約につなげたことなどを朝礼で発表。些細(ささい)な行動にも目を配り、こまめに褒めることを心がけているという。

 前任の大治支店において、総合業績で3期連続の金賞受賞実績を持つ河合氏のもと、中村支店の大きなレベルアップが期待できそうだ。

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 (編集協力)近代セールス kindai-sales.co.jp