大分にドローン開発拠点、世界最高水準で産業育成

小型無人機ドローンを開発する「先端技術イノベーションラボ」を見学する大分県の広瀬勝貞知事(中央)ら=10日午後、大分市
小型無人機ドローンを開発する「先端技術イノベーションラボ」を見学する大分県の広瀬勝貞知事(中央)ら=10日午後、大分市【拡大】

 大分県は10日、小型無人機ドローンを開発する「先端技術イノベーションラボ」を、大分市の県産業科学技術センター内に開いた。県によると、西日本唯一のドローン開発拠点で、設備は世界最高水準。施設を利用する企業を増やし、ドローン産業の育成や雇用の創出につなげたい考え。

 総面積は計約5600平方メートル。ドローンやロボットに用いる高効率のモーターを開発するのに必要な磁気測定設備「磁気シールドルーム」は、幅6メートル、奥行き9メートル、高さ3メートルで世界最大級。

 屋外には、40メートル四方を高さ12メートルまでネットで囲った試験飛行場も設けた。屋外で試験飛行するには、安全確保のため航空法に基づく国への事前申請が必要。この手続きの手間を省けるようにし、開発スピードを上げる。

 入居を決めたドローン開発会社は、地元と埼玉県、東京都に拠点を置く3社。県は利用企業の連携や開発面での相乗効果を期待している。

 広瀬勝貞知事は開所式で「大分県はドローン開発に燃えている。日本でも有数のラボを活用していただければありがたい」と述べた。

 全国では福島県が、東日本大震災からの復興に向けたドローンやロボットの研究開発拠点を、南相馬市などに建設中。2020年3月末までの全面稼働を目指している。