携帯大手3社が「LINE」対抗の共通アプリを提供 動画にも対応

携帯電話大手3社が5月から始める「+(プラス)メッセージ」=10日、東京都港区
携帯電話大手3社が5月から始める「+(プラス)メッセージ」=10日、東京都港区【拡大】

 NTTドコモ、KDDI(au)とソフトバンクの携帯大手3社は10日、3社の顧客間で長文や写真、動画をやりとりできる共通の新アプリ「+(プラス)メッセージ」を5月9日から提供すると発表した。通信アプリの分野で先行するLINE(ライン)に結束して対抗する狙いだ。3社が共通のアプリを提供するのは珍しい。

 IDやパスワードの登録は不要で、相手の電話番号を知っていれば長文などを送れる。これまで3社は個別にショートメッセージサービス(SMS)を提供していたが、3社の顧客間で送受信できるのは70字までの短文と絵文字にとどまっていた。

 新アプリでは複数の利用者が同時にやりとりするグループメッセージも可能になる。専用のスタンプや音声、地図情報も扱える。

 アプリは5月以降に発売のスマートフォンとタブレット端末のアンドロイドの新機種にあらかじめ取り込まれている。米アップル製品や発売済みの機種ではダウンロードなどをして使う。

 利用者双方がアプリを取り込んでいないと、やりとりはできない。アプリの入手は無料だが利用によりパケット通信料が発生する。

 通信アプリを巡っては、航空会社が顧客に運航状況を知らせる手段に使うなど企業の用途が広がり、商機が生まれている。3社も飲食店の予約確認や顧客サポートなど、幅広い分野でこのアプリを普及させたい考えだ。