東商、学生目線で中小の魅力発信 産学連携の映像プロジェクト

都内の中小企業。東京のみならず日本のものづくりを支える町工場のほとんどは中小企業だ=東京都大田区
都内の中小企業。東京のみならず日本のものづくりを支える町工場のほとんどは中小企業だ=東京都大田区【拡大】

 東京商工会議所は、都内の大学や専門学校4校と連携し、学生による「中小企業の底力・魅力発信プロジェクト」を始めた。東商が産学連携による中小企業の映像制作プロジェクトを実施するのはこれが初めて。各校の学生が都内の中小企業をビデオカメラなどで取材。約45万社あるとされる東京の中小企業の姿を世界に発信する。

 プロジェクトに参加するのは、産業能率大学(目黒区)、文化学園大学(渋谷区)、武蔵大学(練馬区)、東洋美術学校(新宿区)。

 今月から各校の授業やゼミナールを通じて、作品の企画立案に取りかかり、中小企業を訪れ、社長や従業員へのインタビュー、製造や販売などの現場風景の撮影などを行う。学生ならではの視点による約4分の映像作品に仕上げる。

 来年3月に予定される東商主催の「東京2020大会開会式500日前イベント」で作品を上映する。さらに東商のホームページや今年10月完成の新東商ビルなどで上映するほか、在日外国商工会議所などを通じて作品を世界に向けて発信する。

 都内にある企業の約99%が中小企業とされ、世界に誇れる優れた技術やサービスを持つものも少なくない。

 東商では「日本経済に占めるウエートが高いにもかかわらず、その存在が時代を担う若者に認識されていない」(地域振興部)として、20年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、東京に世界の注目が集まっていることから、今回初めて企画した。