トヨタの新開発手法「TNGA」、期待の効果出ず 性能優先、コスト削減は裏目 (4/4ページ)

 トヨタの北米事業を統括するジム・レンツ専務は取材に対し、TNGAへの初期投資は将来の車の開発も見据えて投入されているもので、そのコスト削減効果の判断は現状の車種だけを見て下されるべきではないと話した。

 トヨタ広報担当の喜多亜貴子氏は電子メールでの取材に対し、TNGAは単なる部品の共有化や原価低減の手段ではなく、基本性能や商品力の向上を目指していかに設計して生産するかに取り組む活動であり、導入以降はトヨタ車の基本性能は大幅に進化し、良くなったと顧客などから評価を得ているとした。TNGAで開発された市販車はまだ一部にすぎず、今後はエンジンなど基幹部品にも対象を広げていくとし、「さまざまな車種への展開は始まったばかりであり、本当の成果はこれからとなる」とした。(ブルームバーグ Nanao Sano、Kevin Buckland)