VW、CEO途中交代で調整 13日議論 尋問疲れ、自ら退任示唆 (1/2ページ)

フォルクスワーゲンの次期経営トップの有力候補に浮上しているヘルベルト・ディース氏(ブルームバーグ)
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 ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)がミュラー最高経営責任者(CEO、64)を交代させる方向で調整に入ったことが関係者の話で分かった。後任にはVWブランド責任者のヘルベルト・ディース氏(59)を起用する方針だという。

 関係者によると、VWの従業員や株主など主なステークホルダー(利害関係者)が大型トラック部門の新規株式公開(IPO)や急ピッチで改革を進めるやり方など全面的な見直しを慎重に検討する中で、ミュラーCEOの契約満了までの2年を待つわけにはいかないとの結論に至った。13日に開催予定の監査役会で、このCEO交代が議論されるという。

 VWは10日、ペッチュ会長が取締役会の変更について最高経営幹部および監査役会メンバーと現在協議中で、ミュラーCEOは「この変更に寄与することに概して前向きな意思を示した」と発表していた。発表文は具体的な内容に触れていない。

 ここ数週間、ミュラーCEOと監査役会を代表するニーダーザクセン州の間で緊張が高まっていた。ミュラーCEOは3月に独誌シュピーゲルで、旧東独の抑圧的な制度をもって役員の総報酬に上限を課す協議になぞらえ、「政治家が自身の事業に干渉するのは嫌だ」と語った。

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