KSS、タカタ買収完了 親会社に合わせ社名変更

米ミシガン州にあるタカタの米子会社=2017年6月(AP)
米ミシガン州にあるタカタの米子会社=2017年6月(AP)【拡大】

 米自動車部品大手キー・セイフティー・システムズ(KSS)は11日、欠陥エアバッグ問題で経営破綻したタカタの主要事業の買収を完了したと発表した。大規模リコール(無料の回収・修理)の関連事業を除いて引き継ぐ。

 KSSは中国の自動車部品大手、寧波均勝電子の子会社。買収が完了したのに伴い、親会社の英語表記に合わせて社名を「ジョイソン・セイフティ・システムズ」に変更した。買収後の売上高は年約70億ドル、従業員数は5万人超となる。

 タカタは欠陥エアバッグのリコール費用がかさみ、2017年6月に経営破綻。同年11月にKSSに事業を15億8800万ドル(約1700億円)で譲渡することで最終合意した。(共同)