【現場の風】三菱商事 アジアのLNG安定供給目指す (1/2ページ)


【拡大】

 □三菱商事常務執行役員 エネルギー事業グループCEO・高岡英則さん(56)

 --液化天然ガス(LNG)の世界需要の見通しは

 「米国などで生産が増え当面は供給過剰が続く。2023年頃の需給逆転が業界予想だったが、環境変化で一年半くらい前倒しになるとみている。中国は習近平国家主席の大気汚染防止の号令で17年のLNG輸入量が5割弱伸びた。LNG需要は30年には5億トン規模の見通しだ」

 --16年に投資を延期した輸出事業LNGカナダは

 「LNG事業は今投資を決めても生産に4~5年かかる。LNGカナダは今秋の最終投資決定を目指し、これは絶対に立ち上げたい。今、プラントの建設コスト削減を進めている。ここに供給するモントニーのガス田開発も北米有数の競争力があり、今後は収益貢献してくる」

 --LNG事業を収益の柱に掲げる

 「この2年間で競争力が劣後する資産は整理した。LNGの新規需要開拓も進め、次の布石を打ちたい。豪州開発事業のブラウズLNGやロシアのサハリン2拡張事業も視野に入れ、既存の拡張で生産量を拡大する」

続きを読む