米配車大手ウーバー、米当局と和解 顧客情報流出の開示遅れ

 米配車大手ウーバー・テクノロジーズが顧客ら約5千万人分の個人情報流出を適切に開示しなかったとして、米連邦取引委員会(FTC)は12日、再発の場合に民事制裁金を支払うことでウーバーが合意したと発表した。

 FTCによると、ウーバーは2016年11月、不正アクセスで顧客らの名前やメールアドレスなどが盗まれたことに気づいたのに、1年間公表しなかった。一方で、情報を盗んだハッカーに対しては、10万ドル(約1千万円)を不適切に支払っていた。

 ウーバーではセクハラなどの不祥事が続き、昨年6月にカラニック氏が最高経営責任者(CEO)を辞任。新CEOのコスロシャヒ氏が立て直しを進める中で、この問題を公表した。(共同)