米トイザラス、日本事業継続へ売却交渉 複数の候補と

トイザらスの店舗。米トイザラスはアジア事業の株式売却に向けて交渉中だ=神奈川県
トイザらスの店舗。米トイザラスはアジア事業の株式売却に向けて交渉中だ=神奈川県【拡大】

 昨年9月に経営破綻した米玩具販売大手トイザラスが、日本を含むアジア事業の株式売却に向けて複数の相手先と交渉していることが12日、分かった。日本トイザらス(川崎市)が明らかにした。売却が実現すれば日本事業の継続が確実になるとみられる。ロイター通信によると、売却額は10億ドル(約1060億円)を超える見通し。

 売却対象は、アジア地域を管轄する会社の株式のうち、米トイザラスが持つ85%分。既に入札を始め、複数の応札があったという。約160店を展開する日本トイザらスの広報担当者は交渉の詳細は把握していないとした上で「今後も通常通り営業する」と説明した。

 米トイザラスは1948年に前身の家具店が創業した。玩具販売に特化して規模を拡大したが、インターネット通販大手アマゾン・コムや小売り大手ウォルマートなどとの競争激化で経営が悪化した。

 昨年9月、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請。経営再建を目指して店舗運営を続けたが販売を盛り返せず、今年3月に米国事業の清算に向けて破産裁判所に承認を申請したと発表した。