ファストリ、中間で売上高最高 海外ユニクロ事業が国内を抜く

記者会見するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長=12日午後、東京都中央区
記者会見するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長=12日午後、東京都中央区【拡大】

 カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが12日発表した2018年2月中間連結決算は、売上高が前年同期比16.6%増の1兆1867億円、最終利益が7.1%増の1041億円だった。売上高は中間決算として過去最高。アジアなど海外事業の伸びが大きく、国内も冬の寒さの影響で販売が好調だった。

 中間決算では初めて海外ユニクロ事業が国内事業の売上高を抜いた。東京都内で記者会見した柳井正会長兼社長は「(海外で)われわれの服が理解され、ブランドも確立した。世界の人口全部に受け入れられる可能性を感じている」と語った。

 海外ユニクロ事業の売上高は29.2%増。アジアの出店攻勢が功を奏した。国内ユニクロ事業の売上高は8.5%増だった。

 重視する国内インターネット通販の売上高は31.6%増と大幅に伸長した。国内ユニクロ事業に占めるネット販売の比率は7.5%で、近い将来に30%まで引き上げる考えだ。世界各国でもネット通販を強化する。

 柳井氏は米アマゾン・コムなどネット通販大手を念頭に「自分の土俵を自分でつくる。他者がまねのできないプラットフォームを確立する」と述べ、企画から生産、物流、販売の全てをデジタルで革新していくと強調した。