ANA、チャーター手配事業参入の狙い 企業幹部など照準、目的地直結で差別化 (1/3ページ)

小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の前で握手するANAホールディングスの片野坂真哉社長(左)とホンダエアクラフトカンパニーの藤野道格社長=3月28日、東京都大田区
小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の前で握手するANAホールディングスの片野坂真哉社長(左)とホンダエアクラフトカンパニーの藤野道格社長=3月28日、東京都大田区【拡大】

 全日本空輸を傘下に持つANAホールディングス(HD)が、ビジネスジェット機を活用したチャーター手配事業に今夏参入する。大手企業の幹部が、海外出張先の移動にチャーター機を利用していることに着目した。総合商社の双日と共同出資会社を設立。ホンダの子会社で小型ジェット機「ホンダジェット」を製造・販売するホンダエアクラフトカンパニーとも連携する。国際定期便と組み合わせて目的地までをダイレクトに結ぶワンストップサービスを展開し、他社との差別化を図る。

 企業幹部など照準

 「投資家向け広報(IR)活動で、海外の投資家を短期間に効率的に回るような需要があると思う」

 3月28日、羽田空港の全日空格納庫。タイの首都バンコクから飛来したホンダジェットの横で記者会見した片野坂真哉ANAHD社長はこう語って自信をにじませた。

 ANAHDが参入するチャーター手配事業のメインターゲットは企業や財界の幹部、政府要人だ。顧客は、全日空が就航する北米や欧州の空港で、各国の国内定期便に乗り換える代わりにチャーター便を使う。

 ANAHDが51%、双日が49%を出資して新会社「ANAビジネスジェット」を設立する。まず、北米での乗り継ぎ便や日本から海外への直行便を手配。今年度下半期中に欧州、19年度以降にハワイや東南アジアでも展開する方針だ。

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