顧客目線で無制限保証の中古パソコン販売 リングロー・碇敏之社長 (2/2ページ)


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 --これだけ広範な保証だとコスト高になるのでは

 「例えば、100台販売して100台すべてに保証するとなると採算的には厳しくなるが、経験では実際1割に満たない。それもパソコンの操作方法がわからない、インターネットにつながらないといった内容が多く、パソコンそのものが致命傷を負っているケースは割と少ない。だったら、リングローのパソコンは安心で、追加でお金も取られないとユーザーに感じてもらったほうがはるかにメリットがある。継続的に中古パソコンを買ってくれるリピーターの囲い込みを意識している」

 --海外展開も急ピッチで進めている

 「マレーシアに続き、今年2月、ドバイに拠点を開設した。年内にドイツと、米国西海岸にも設置したい。米国東海岸も検討している。世界に拠点を張り巡らせるのはワールドワイドで中古パソコンを広めたいからだ。世界ではまだ使えるパソコンがたくさん捨てられている」

 「日本の中古パソコン市場は安定しているが、新品の市場が縮小しているため、中古品の数量が確保できなくなる恐れが出てきている。グローバルの販売・買い取りネットワークを構築して、各地の中古品を融通する仕組みも確立したい。2018年6月期の売上高は約30億円の見込みだが、22年6月期は100億円、27年6月期には200億円に引き上げる目標を掲げている」

【プロフィル】碇敏之

 いかり・としゆき 元漁師。高校中退後、ミュージシャンを目指し19歳で上京。築地市場、運送会社、半導体メーカー、オークション会社を経て、2001年リペアシステムサービス(現リングロー)を設立し、現職。44歳。北海道出身。

【会社概要】リングロー

 ▽本社=東京都豊島区池袋2-77-5 フォーラム・アイエス4階

 ▽創業=2001年7月

 ▽資本金=1000万円

 ▽従業員=約100人(派遣・アルバイト含む。17年6月時点)

 ▽売上高=約30億円(18年6月期見通し)

 ▽事業内容=パソコンやスマートフォンなど中古IT・OA機器の販売、買い取り、修理