アルミニウム圧延品最大手のUACJ、山内会長と岡田社長退任 2月公表の人事案を撤回

記者会見するUACJの山内重徳会長(左)と岡田満社長=13日午後、東京都中央区
記者会見するUACJの山内重徳会長(左)と岡田満社長=13日午後、東京都中央区【拡大】

 アルミニウム圧延品で最大手のUACJは13日、山内重徳会長(69)と岡田満社長(61)が6月21日付で代表権のない相談役に退く人事を発表した。山内氏が会長に留任し、岡田氏が副会長に就く人事を2月末に公表したが、約25%を出資する筆頭株主の古河電気工業が反対したため撤回した。

 石原美幸取締役(60)が社長に昇格する人事は変更しない。一方で、山内氏と岡田氏の代わりに取締役専務執行役員の中野隆喜氏(62)と種岡瑞穂氏(61)が代表権を持ち、社長を支える。

 山内氏や岡田氏の退任などで常勤取締役が9人から8人に減る一方、社外取締役は2人から4人に倍増させ、経営の透明性を高める。

 13日に東京都内で開いた記者会見で岡田氏は「お客さま、株主、従業員に大変ご心配をかけ深くおわびする」と謝罪した。また、山内氏は撤回理由を「(古河電工と考え方に)すれ違いがあった。話し合いを重ねてこの結果にした」と説明し、今回の人事で「(大株主からの)独立性は守られた」と強調した。古河電工は修正人事案を「全面的に支持する」とのコメントを発表した。