男性社員の育休所得率100%の不動産会社 私生活充実で仕事の能率アップ図る 静岡 (1/2ページ)

「空き家買取専科」で行われている社員向けのベビーマッサージの講座(同社提供)
「空き家買取専科」で行われている社員向けのベビーマッサージの講座(同社提供)【拡大】

 静岡市に男性社員の育児休業取得率が100%の企業がある。平成29年に静岡県内企業3社が共同出資して設立した空き家買い取り専門の不動産会社「空き家買取専科」(同市葵区、玉木潤一郎社長)だ。不動産の買い取り事業は長く働けば実績が出るというわけではない“能力主義”の世界でもあり、同社は社員と家族の満足度を高めることで逆に社員の能率がアップする効果を指摘する。(島田清)

 3・16%-。厚生労働省が発表した28年度の男性の育休取得率だ。前年度より0・51ポイント増加し、過去最高を記録したが、女性の81・8%にははるかに及ばない。そうした中、スタッフ9人のうち男性は3人とはいえ、100%の育休取得率は驚異の数字といえる。

 現在も同社でトップの成績を誇る男性スタッフが3カ月の育休を取得中。主力社員が欠ければ業務が滞り、会社にとっては大ダメージとなりそうなところだが、静岡本通店の黒田淳将店長(31)は「逆に俺たちが頑張らなければと他のスタッフのモチベーションが上がり、生産性のアップにつながっている」と社員の育休取得を推奨している。

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