米LNGプラントの商業運転を開始 東ガス、住友商事、関電

 東京ガスと住友商事、関西電力は16日、米国メリーランド州の液化天然ガス(LNG)プロジェクトのプラントが商業運転を始めたと発表した。4月下旬にもLNGを初出荷し、東ガスの根岸LNG基地(横浜市)で受け入れる。東ガスや関電は輸入元の多様化でアジアや中東への依存度を低め、安定調達や価格引き下げにつなげる考え。

 運転を始めたのは、コーブポイントLNGプロジェクト。住商が米国の新型ガス「シェールガス」を調達し、同州で液化加工する。契約は20年間で輸入量は東ガスが年約140万トン、関電が年約80万トンと、いずれも全体の1割程度に上る。

 アジアなどからの輸入は、買い手の転売を制限する「仕向け地条項」が付くケースが多いが、今回のプロジェクトなど米国は新興輸出国として条項なしで攻勢をかけている。東ガスや関電は米国からの輸入を、取引条件の緩和や価格引き下げの交渉材料にしたい考えだ。