地域航空5社、系列超え統合模索 国交省、実務者協議 年内に方向性 (1/2ページ)

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 離島などを結ぶ地域航空会社のうち、経営基盤の弱い5社の経営のあり方を検討するため、国土交通省は23日、関係当事者の実務者を集め初会合を開いた。同省有識者研究会が3月、ANAホールディングス(HD)と日本航空のいずれかから支援などを受ける地域航空5社について、系列を超えて合併か統合を検討すべきだと提言したことを受けた。

 実務者協議で12月末までに組織形態について方向性を打ち出す。

 23日の初会合には、地方空港路線を多く有するANAウイングス、北海道を拠点とする北海道エアシステム、九州を拠点とする天草エアライン、オリエンタルエアブリッジ、日本エアコミューターの地域航空5社と、地域航空会社をグループに持つ全日本空輸と日航の担当者が出席した。

 今後、非公開での協議で現在の経営状況を共有し、資本関係や安全確保のための運航・整備といった課題を整理。提言を受けた合併や統合が実現可能かどうかを話し合い、5社の考えをすりあわせる。

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