任天堂新社長に古川氏が昇格

古川俊太郎取締役常務執行役員(左)
古川俊太郎取締役常務執行役員(左)【拡大】

 任天堂は26日、君島達己社長(68)の後任に古川俊太郎取締役常務執行役員(46)が昇格する人事を発表した。6月28日の株主総会を経て就任する。君島社長は相談役となる。昨年3月発売の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」のヒットで業績が回復基調となっているのを機に、経営の若返りを図る。

 君島氏は2015年に岩田聡前社長の死去を受け、社長に就任。スマートフォン向けゲームなどに押されて苦戦していた業績をスイッチの販売で改善させた。この日発表した18年3月期連結決算では売上高が前期比約2.1倍の1兆556億円となり、7年ぶりに1兆円の大台を超すなど復調が鮮明となった。

 君島氏は「世代交代をきちっとやっていくのが私の役目だった」と強調。後任に古川氏を選んだ理由は「経営全般に対する考え方や指示が的確。海外の社員とも、きちんとコミュニケーションが取れる」と説明した。

 古川氏は「スイッチが順調に立ち上がったので、持続させて、拡大することが最優先課題だ」と語った。

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【プロフィル】古川俊太郎氏

 ふるかわ・しゅんたろう 早大卒。1994年任天堂。2016年6月から取締役常務執行役員。東京都出身。