ソニー、20年ぶりに過去最高を更新 30年3月期決算 半導体・ゲームが好調

 ソニーが27日発表した平成30年3月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前期比約2・5倍の7348億円となり、20年ぶりに過去最高を更新した。半導体事業やゲーム事業が好調だった。吉田憲一郎新社長は持続的な成長に向け、新たな中期経営計画を近く公表する。

 スマートフォンのカメラ向け画像センサーなどの半導体事業や、ゲーム機「プレイステーション4」などのゲーム事業が好調。カメラ、テレビ事業などで高付加価値製品への転換が進み、収益力が向上した。

 営業利益はこれまで最高だった10年3月期を約2千億円上回った。最終利益は約6・7倍の4907億円、売上高は12・4%増の8兆5439億円だった。

 31年3月期連結業績見通しでは、スマホ事業で150億円の赤字が見込まれるほか半導体の成長も鈍化する。為替の影響も考慮し、売上高は2・9%減の8兆3千億円、営業利益は8・8%減の6700億円を見込んだ。同日、会見した十時裕樹最高財務責任者(CFO)は「今期の業績は為替の影響を除けば前期並みだ。営業利益5千億円以上の連続達成はなく緊張感を持ち続ける」と述べた。