富士フイルムによる買収差し止め ゼロックス巡り米裁判所 経営陣が不適当

富士ゼロックスのコピー機のロゴ=1月(ロイター)
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 米ニューヨークの裁判所は27日、富士フイルムホールディングスによる米事務機器大手ゼロックスの買収を差し止める仮処分を出した。米メディアが報じた。ゼロックス経営陣による交渉を不適当と判断した。富士フイルムは適切な法的手段を取るとの姿勢を示した。

 裁判所は、ゼロックスのジェイコブソン最高経営責任者(CEO)が自らの利益を会社の利益より優先して、富士フイルムとの交渉に当たったと指摘した。

 富士フイルムは「(裁判所の)意外な判断に驚いている。経営統合は双方の株主にとって短期的にも長期的にも多大な利益をもたらすものと確信している」とのコメントを出した。

 ゼロックス大株主の米実業家ダーウィン・ディーソン氏が、富士フイルムによる買収はゼロックスに不利な内容だとして、差し止めを求める訴えを起こしていた。(共同)