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卵料理、加工品で手軽に 人手不足で導入店増加 (1/2ページ)

 簡単に調理できる卵の加工品を導入するホテルや飲食店が増えている。外国人旅行者ら宿泊客の増加や、人手不足などが背景にある。大手食品メーカーは料理に添えるだけ、温めるだけで提供できる業務用の商品に注力。ホテルの開業も相次ぐ中、さらなる需要増を見込む。

 東京都内にあるテーマパーク「サンリオピューロランド」のバイキング形式のレストランでは、昨年より10品以上多くキユーピーの業務用の商品を採用した。人気のドリアは、焼いても半熟状態を保てる卵の商品を具材に乗せてオーブンに入れるだけ。ちらしずしには冷凍商品の錦糸卵を振りかけた。

 調理場では最大千人分の料理を、7人で準備する。レストランの担当者は「最初から作ると大変。誰が作っても同じ味ができ、素早く提供できる」とメリットを話す。加工品は加熱、殺菌済みで衛生面も安心だ。

 キユーピーは今年2月には、主に高級ホテル向けのスクランブルエッグを発売。湯せんで解凍するだけで提供できる。朝食会場で温めたままでも乾きにくく、とろとろの食感が続くという。

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