今年の海外M&A、日本勢6年ぶり王座の勢い 中国企業を圧倒

米コネティカット州にある米ゼロックスの本社(ブルームバーグ)
米コネティカット州にある米ゼロックスの本社(ブルームバーグ)【拡大】

 海外での企業の合併・買収(M&A)で、日本が6年ぶりに中国を抜き、年間ベースで王座に返り咲く勢いだ。

 以前は活発なM&Aを仕掛けていた中国企業も、当局の調査や新たな対外投資規定で活動が抑えられている。一方で、国外での成長に活路を求める日本勢が、海外での買収を牽引(けんいん)している。ブルームバーグがまとめたデータによると、今年に入り日本企業が発表した海外でのM&A案件は合わせて269億ドル(約2兆9340億円)規模、中国勢は165億ドル相当だ。

 1月には富士フイルムホールディングスが米ゼロックスの株式50.1%を取得し富士ゼロックスと経営統合することで合意したと発表した。

 ブルームバーグ集計のデータによれば、今年発表された中国勢による単一の買収案件は最大で11億ドル規模にとどまる。(ブルームバーグ Ben Scent)