ハンドスピナー世界最小サイズに挑戦 ミネベアミツミ、1.5ミリ軸受けと「職人技」で実現 (1/2ページ)

ミネベアミツミと由紀精密が共同で開発した世界最小のハンドスピナー(左)と、ハンドスピナーに使われた世界最小の軸受け(ミネベアミツミ提供)
ミネベアミツミと由紀精密が共同で開発した世界最小のハンドスピナー(左)と、ハンドスピナーに使われた世界最小の軸受け(ミネベアミツミ提供)【拡大】

 小型ベアリング(軸受け)の大手メーカー、ミネベアミツミは、世界最小のハンドスピナーを開発した。ギネス世界記録にも認定されたこのハンドスピナーの製作は、金属加工を手掛ける由紀精密(神奈川県茅ケ崎市)のものづくり技術が支えていた。

 ハンドスピナーは、直径8センチほどの大きさのおもちゃで、手のひらや指先に中心部を置き、中心部から3方向に伸びる羽根を回転させて遊ぶ。ミネベアミツミが開発したのは大きさがわずか5.09ミリ。

 同社が2015年に開発した直径1.5ミリのベアリングは「世界最小の量産可能なスチール製ボールベアリング」としてギネス認定されている。

 「このベアリングを使って、何か面白いものが作れないか」。ハンドスピナーが流行していた昨年8月、ミネベアミツミの石川尊之広報室長の何気ない一言から開発プロジェクトが始まった。

 とはいえ、直径1.5ミリのベアリングを使った手作業によるものづくりは同社にとっては至難の業。そこで同社の直径1.5ミリのベアリングを実際に使っている町工場を探すことになり、このベアリングを使って高級腕時計の製造を手掛けていた由紀精密に白羽の矢が立った。

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