ゼロックス和解失効 富士フイルム派の経営陣残留

富士フイルムホールディングス本社が入るビルに掲げられたロゴ=2017年6月、東京都港区
富士フイルムホールディングス本社が入るビルに掲げられたロゴ=2017年6月、東京都港区【拡大】

 富士フイルムホールディングス(HD)による米事務機器大手ゼロックスの買収計画をめぐり、買収に反対するゼロックス大株主とゼロックスの和解合意が3日(日本時間4日)失効した。和解に基づき辞任する予定だった買収推進派のゼロックス現経営陣は残留する。ゼロックスが発表した。

 和解は、富士フイルムHDとの買収交渉に当たったゼロックスのジェイコブソン最高経営責任者(CEO)と取締役6人が辞任する内容。代わりに、買収に反対する大株主の米著名投資家カール・アイカーン氏らが推薦する人物が取締役会の過半数を握ることで合意していた。ニューヨークの裁判所が承認すれば効力が生じるはずだったが、富士フイルムHDが認めないよう異議を申し立て、裁判所が期限の3日夜までに判断を示さなかったため失効した。(共同)