「スイッチ」進化の技術探索 任天堂、米VCと新興企業を発掘

任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」。同社は新しい遊び方に取り組む新興企業を掘り起こす(ブルームバーグ)
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 任天堂は米ベンチャーキャピタル(VC)のスクラム・ベンチャーズと組み、人気家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の新しい遊び方に取り組む新興企業を掘り起こす方針だ。

 スクラムによると、同社が運営するプログラムでは、部品やセンサー、チップなどを含むスイッチのプラットフォームを向上するために、新たなツールを開発する新興企業や大企業内チーム、大学の研究者らを探し出すことを目指す。

 スクラムと任天堂は、製品を市場に出すために外部の開発者を支援する。ただ、両社とも新興企業への直接投資は計画していない。

 今回の動きは、既存のハードウエア供給業者と協力するという任天堂の通常のやり方とは一線を画し、新たな協力企業の一部は任天堂ブランドで製品をリリースできる可能性がある。任天堂はスイッチの新たなゲーム体験につながり、売り上げの力強い勢いを維持でき、それを後押しする創造性に富んだアイデアを求めている。

 塩田興取締役上席執行役員は発表資料で、「当社は常にエンターテインメントを進化させる方法を探求しており、その取り組みの一つであるスクラム・ベンチャーズが運営するプログラムを通じて、ニンテンドースイッチの体験を一層豊かなものにするユニークなテクノロジーに出合うことを楽しみにしている」とコメントした。(ブルームバーグ Selina Wang、Yuji Nakamura)