武田薬品、欧州製薬買収合意か 8日にも発表、通信社報道

シャイアーの買収交渉が大詰めを迎えた武田薬品工業の東京本社=東京都中央区
シャイアーの買収交渉が大詰めを迎えた武田薬品工業の東京本社=東京都中央区【拡大】

 米ブルームバーグ通信は7日、武田薬品工業がアイルランド製薬大手シャイアーの買収で合意する見通しとなったと伝えた。8日にも発表する可能性があるという。買収額は460億ポンド(約7兆円)規模に上るとみられ、実現すれば日本企業による過去最大の海外企業の買収案件となる。ただ、協議は継続中で合意は遅れる可能性もあるとした。

 武田は3月28日に買収検討を発表。株式の買い取り価格を複数回にわたって引き上げていた。 武田は現金と株式を組み合わせた買収額の支払いを提案。ブルームバーグによると、シャイアーは現金による支払いを増やすよう要求しているという。稼ぎ頭だった糖尿病治療薬の特許が切れて以降収益力が低下。希少疾患の治療薬に強みを持つシャイアーの買収を通じて、有力な新薬の取り込みを狙っている。(共同)