日本企業で巨額買収相次ぐ 損失のリスク 東芝やリコーは減損計上 (1/2ページ)

武田薬品工業(左)とシャイアーのロゴ
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 武田薬品工業によるシャイアーの買収は、日本企業のM&A(企業の合併・買収)として過去最大になる。日本企業は好調な業績を背景に巨額買収を仕掛け成長市場でさらなる飛躍を目指している。だが、財務体質の悪化や隠れ債務の見逃しなど、潜在するリスクを克服できなければ大きな損失につながる“もろ刃の剣”になる恐れもある。

 「国際的な市場競争を考えれば、7兆円規模の買収は珍しくはない」。市場関係者は、今回の買収劇をこうみる。医薬品業界は画期的な新薬が収益のカギを握るため、莫大な研究開発費や時間を節約するM&Aが相次ぐ。武田も規模と時間の両方を得られるチャンスを巨額買収で手に入れた。

 製薬業界以外でも、縮小する日本市場を補うため、成長する海外でM&Aに踏み切るケースが増えている。M&A助言サービスのレコフ(東京)によると、日本企業による1千億円以上の海外買収はリーマン・ショック後の平成21年の9件から29年は20件と倍増。今年も4月末までに7件と高い水準で推移している。

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