【株式ニューカマー】独自の課金プラットフォーム提供


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 □ビープラッツ・藤田健治社長

 ビープラッツは、製品やサービスなどの一定期間の利用料をユーザーに課金する「サブスクリプション方式」のプラットフォームを提供している。これまでに富士通、デルなど主に大手企業を取引先とした約50社に導入した。4月4日には東証マザーズ市場に新規上場を果たした。シェアリングエコノミー市場やIoT(モノのインターネット)市場の伸びとともに事業成長が期待され、藤田健治社長は「中長期的にIoT分野向けで大きく成長していく」と展望している。

 --具体的な事業内容は

 「IoTの進歩に加え、カーシェアリングやスマートフォンによる音楽聴き放題など、『所有から利用へ』というサービスが世の中の大きな流れとなっている。これらのビジネスを展開する事業者向けに商品、顧客、契約を管理し、料金計算、請求までのシステムを一貫して提供している」

 --他社にない強みは

 「利用した分を課金するためには想像以上に非常に煩雑な業務が発生する。しかし当社のプラットフォームでは簡単に管理できる。携帯電話事業など限定分野向けのプラットフォーム事業者は存在している。しかし、当社は多様なサービスに適応可能な汎用(はんよう)性の高いプラットフォームを提供している」

 --業績の推移は

 「2014年3月期以降、サブスクリプションプラットフォームに事業を集中させてから、業績は右肩上がりで伸びている。売り上げは主に新規導入時の初期費用・開発費と利用開始後の月額固定料・従量料で構成されている。18年3月期の売上高は前期比9%増の5億5000万円を見込んでいる」

 --上場した理由は

 「会社の認知度を高めることが大きな目的の一つだ。社会から信頼され、安定的に事業を展開するため優秀な人材を採用したい。調達資金は全額ソフトウエア開発に活用する」

 --今後の事業展開は

 「規制緩和によって他業種からの参入が相次ぐ『通信』、いつでもつながるサービスが本格化した『クラウド』、すべてのモノがネットにつながる『IoT』の3分野へ導入されるよう注力しているところだ。とくにIoT分野は国内だけでなくグローバルでも成長していくだろう。業務提携先とともに海外展開も進めていく」

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【プロフィル】藤田健治

 ふじた・けんじ 東工大卒。1992年三井物産入社。三井物産子会社社長を経て、2006年11月ビープラッツを設立し、現職。48歳。三重県出身。

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【会社概要】ビープラッツ

 ▽本社=東京都千代田区内神田3-2-8 いちご内神田ビル

 ▽設立=2006年11月

 ▽資本金=4億7627万円

 ▽従業員=41人(2018年3月末時点)

 ▽売上高=5億5000万円(18年3月期見込み)

 ▽事業内容=サブスクリプション統合プラットフォームの開発・提供