キヤノンは9日、映像解析ソフトの開発や販売を手掛けるイスラエルのブリーフカムを買収すると発表した。自社の監視カメラをブリーフカムの解析ソフトと組み合わせて提供できる体制を整え、監視カメラ事業を強化する。
買収額は非公表。各国の独禁当局の承認を得て数カ月以内の買収完了を目指す。
ブリーフカムの技術を使えば、数時間の映像を数分に要約したり、撮影対象の大きさや色を指定し該当する映像だけを検索したりすることができるという。
各国の警察や公共交通機関などでも採用されている。
キヤノンは2015年にスウェーデンの監視カメラ大手アクシスを買収した。
監視カメラ事業を新規事業の柱の一つと位置付け力を入れている。