NHKがジャニーズ事務所側に損害賠償請求を検討 山口達也さん司会の「Rの法則」終了で

「Rの法則」終了を発表したNHKのホームページ=7日
「Rの法則」終了を発表したNHKのホームページ=7日【拡大】

 NHKは10日、人気グループ「TOKIO」の元メンバー、山口達也さん(46)の強制わいせつ事件を受け、山口さん司会の情報番組「Rの法則」(Eテレ)が終了したことから、損害賠償請求を検討していることを明らかにした。上田良一会長は同日の定例会見で「番組司会者がこのような状況に至ったのは大変遺憾」と述べた。

 同番組は平成23年3月に放送開始。今年4月25日の山口さんの事件発覚を機に放送を休止し、今月7日に番組終了を発表した。担当者は請求を検討する理由を「NHKの番組は受信料で成り立っている」と説明。請求先が所属していたジャニーズ事務所か、山口さん個人かなどの詳細については「損害をどう計算し、どこに請求するか、これから精査する」と述べるにとどめた。

 他の同事務所所属タレントの出演に対する影響については「今回の件が直ちに直結すると考えていない」と否定した。

 週刊誌で、番組スタッフが山口さんと未成年出演者との連絡先交換を取り持った、と報じられた件については「被害者の特定につながる質問にはお答えしない」とした上で、同番組では「出演者が連絡先を私的に交換しないよう、定期的に注意喚起し、未成年出演者の管理などは適切に行っていた」と主張した。

 山口さんは今年2月、東京都港区の自宅マンションで女子高校生にわいせつな行為をしたとして強制わいせつ容疑で4月に書類送検。東京地検は5月1日、起訴猶予処分とした。同事務所は6日に、山口さんとの契約を解除している。

 NHKは昨年、17歳の女性と飲酒・淫行騒動があった俳優の小出恵介さん(34)の主演ドラマが放送中止となった際、小出さんの所属事務所に対し損害賠償を求め、事務所側が応じたことを明らかにしている。