トヨタ「ジャパンタクシー」五輪へ着々 発売半年、法人車両の1割に (2/2ページ)

大開口の電動スライドドアを採用するなど乗降のしやすさを追求したトヨタ自動車開発の次世代型タクシー「ジャパンタクシー」=2017年10月
大開口の電動スライドドアを採用するなど乗降のしやすさを追求したトヨタ自動車開発の次世代型タクシー「ジャパンタクシー」=2017年10月【拡大】

 タクシーでおなじみの車種は、トヨタの「コンフォート」「クラウンコンフォート」「クラウンセダン」だったが、いずれも今年1月に生産を終了。同社はジャパンタクシーに一本化している。これまでのペースで増えると仮定すると、20年までに都内で1万台を超え、3台に1台以上がジャパンタクシーとなる可能性が高い。

 ジャパンタクシーは3色あるが、トヨタは濃いあい色を“メインカラー”として強く打ち出し、街を走るタクシーの色が統一感をもって風景になじむようにしたい考え。普及が着々と進んでおり、「ジャパンタクシーで、東京の街から日本の風景を変えたい」との豊田章男社長の言葉が、現実味を帯びてきている。