パナ最終益58%増、18年3月期 車載関連好調も先行きは「テスラ問題」に不安 (1/2ページ)

会見するパナソニックの津賀一宏社長(右)=10日、東京都港区
会見するパナソニックの津賀一宏社長(右)=10日、東京都港区【拡大】

 ■10年ぶり2000億円超、車載製品好調

 パナソニックが10日発表した2018年3月期の連結決算は、最終利益が前期比58.0%増の2360億円と大幅増益になった。工場自動化に使うモーターや車載関連事業が好調で、業績が急回復した。ただ、今後の収益の柱と位置付ける電池事業は、車載用を納める米電気自動車(EV)メーカー、テスラの生産遅れの影響で赤字となった。今後の業績がテスラに振り回されるリスクは拭えない。

 最終利益が2000億円を超えるのは08年3月期以来10年ぶり。売上高は8.7%増の7兆9821億円、本業のもうけを示す営業利益は37.5%増の3805億円と増収増益だった。19年3月期も、売上高が4.0%増の8兆3000億円、営業利益は11.7%増の4250億円を見込んでいる。

 復調傾向にあるパナソニックの業績だが、足元、直面する大きな懸案がテスラ問題だ。17年7月にテスラが発売した低価格EV「モデル3」の生産立ち上げに時間がかかっているためだ。今年6月末までに週5000台の生産を目指すとしたが、3月末時点で2200台程度にとどまった。

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