【高論卓説】“経営のプロ”カルビー・松本氏 厳しい自己評価 退任後も引退なく (1/3ページ)

カルビーの松本晃会長兼CEO(最高経営責任者)=右から2人目=(2017年7月24日、上海支局撮影)
カルビーの松本晃会長兼CEO(最高経営責任者)=右から2人目=(2017年7月24日、上海支局撮影)【拡大】

 カルビーの松本晃会長兼最高経営責任者(CEO)が、トップの職を取締役も含めて一切退くと発表した3月27日、同社の株価が下がった。注目経営者去るとのニュースが、株式市場を驚かせた。松本氏が経営のプロとして、投資家からいかに高く評価されているかの証しともいえる。

 ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)日本法人の社長を退任後、カルビーの現職に就いて9年。停滞していた業績を伸ばし、株式上場を果たした。2018年3月期はポテトチップスの原料であるジャガイモ不足などで減益予想だが、17年3月期まで8年連続増収増益である。17年3月期の売上高は2524億円で8年前の1.8倍、最終利益は7倍の186億円である。

 「経営者は面白いですよ。だからまだやりたいと思っています」と松本氏は言う。6月20日の株主総会をもってカルビーの経営トップの座からは退くものの、経営のプロを引退するわけではない。

 既にいくつかの企業から招きたいという声が寄せられている。「規模にはこだわりません。可能性のある会社を成長させたい。それが私の趣味なんです」

続きを読む