大手百貨店「お中元商戦」本格スタート ネット販売や限定商品を拡充

三越伊勢丹がインターネットでのお中元の申し込み受け付けを開始し、日本橋三越本店ではお中元商戦スタートを記念したセレモニーが行われた=11日午前、東京都中央区
三越伊勢丹がインターネットでのお中元の申し込み受け付けを開始し、日本橋三越本店ではお中元商戦スタートを記念したセレモニーが行われた=11日午前、東京都中央区【拡大】

 大手百貨店の「お中元商戦」が11日、本格的に始まった。ネット通販の拡大に伴って各社はネット経由の売り上げ増を見込む。ネット通販に対抗すべく百貨店でしか買えないこだわりの商品や「インスタ映え」する品をそろえるなど、差別化にも力を入れている。

 店舗での注文受付に先行して三越オンラインストアは11日からネットでの注文受け付けを開始。日本橋三越本店(東京都中央区)で同日、浅賀誠店長らが出陣式を行った。

 百貨店業界は足元でネット通販各社との厳しい競争にさらされている。対抗する三越オンラインストアは送料を無料にし、売り上げ目標を前年比5%増に設定した。日本橋三越本店での売り上げ目標は前年並みだ。

 品ぞろえでは洋菓子やハム、ビールなど定番をそろえつつ、葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を缶にあしらったビールなど限定商品で差異をアピール。デザイン目当てに自分用ギフトとしての購入も当て込む。

 三越伊勢丹では注文のピークは6月下旬~7月上旬、平均単価は約2万4900円と予想している。

 大手百貨店では、高島屋オンラインストアも11日から注文受け付けを開始。色とりどりのクレヨンに見立てたソーセージセットなどインスタ映えを意識した商品も用意。そごう・西武のショッピングサイトは14日から受け付けを始め、唐辛子を使ったジェラートなど個性的な品をそろえて「刺激的な夏を」とアピールしている。